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2006年08月08日
電磁波の話題にふれて
先日、ある地域のお客様からお聞きした話の中で、電磁波の話題がありました
その内容は次のようなものでした。
「このへんでも最近オール電化にする人が増えてるんやけど、ガス屋さんがIHの電磁波は癌をひき起こすし危険やから止めた方がいい、ってさかんに宣伝してはるよ。IHってほんまに大丈夫なん?・・・」
IHクッキングヒーターが人気になりだした頃から時折耳にする話です。
こういう場合、私はいつもこのようにお答えしています。
「電磁波が人の身体に好いか悪いか?と問われたら、私個人は決して好いモノだとは思っていません。電磁波については内外で様々な研究がなされていますが、未だに結論が出ていないのが現状です。」 そして、さらにこう付け加えます。
「まだよく判っていないのですから、ガス屋さんが主張しているように、癌を誘発するものだとも、絶対に安全無害とも言えない、と私は思います。しかし、今年の5月に【国民生活センター】がIHの安全性について6銘柄の製品を試験し発表した見解は
“電磁波の強度(磁束密度)を測定した結果、健康影響について確立されている曝露制限についての国際的な指針であるICNIRPのガイドラインを満たしていた 。”となっていますし、家電製品各メーカーも揃ってその安全性を主張しています。それでもなおIHが怖い、と思われるのなら今回はお止めになった方がよいと思います」・・・と、内心はお買い上げいただきたい気持ちでいっぱいなのですが、ここはじっと我慢の大五郎です。
先に述べたように私個人としては、電気製品から発生する電磁波が人の身体にとって絶対に好いもの、なんて主張する気には正直言ってなれません。なぜなら、本来、自然の懐で生れ育った我々人間にとって、身体に好い物なんて【自然にあるモノ】が一番だと感ずるからです。
文明と経済はより便利なものを求め、快適さと効率を優先しながら、市場が望むものは可能な限りに具現化してこの世に送り出してきました。車の誕生は人々の営みを一変させましたが、公害や事故などの有害な副産物を生んだ事実も既にご承知済みでしょう。都市やコンビナートの形成もしかり、テレビの登場はお茶の間に簡便な娯楽を増やしたが、家族から真の団らんを奪ったはずです。
新しいところでは、テレビゲームや携帯電話の進歩は目を見張るものがありますが、一方で成長過程に於ける子供たちへの悪影響も計り知れないものがあるとも言われています。ことほど左様に、人間は欲望を満たすために様々なモノを生み出してきました。そして同時に、なんらかの副作用も享受しなければならないことも多かったはずです。じっくりと考えれば本当にそう思いました。
「人間が生産するものにはなぜ常に負のベクトルが付きまとうのやろか?」
答えは多分、人間の欲望そのものがもともと【負】の性質を背負っているからだと思いました。自然界に存在する生き物はすべて自然の法則に則って逆らわずにうまく機能し、生きています。その存在が地球や周囲の環境に負荷をかけることなどまったく無いはずです。唯一人間だけが文明を生み、都市を作り、生産活動をする。自然界の方からからみれば人間は常に一方的に余計なことをしたがる負の生き物なのでしょう。もちろん、人の強い欲望があったればこそ、現在の繁栄があるのだから誰も文句を言う筋合いは無いねんけど・・・。
そういうわけで、人々が良かれと思って活動するすべての過程においてなんらかのマイナス要因も隠されていることを私たちは自覚すべきでしょう。
ちょっと話が飛躍してそれてしまいました。
もし、仮にこの現代社会にあって、不安とされるものを徹底的に排除しようとするならば、即ちそれは原始生活に戻る事を意味します。昔、テレビ番組で縄文人に憧れた人が、実際に山にこもって原始生活をしているのを観たことがありますが・・・(ほんまに楽しそうでした。一週間くらいなら私もやってみたい)
そう云う意味では現代日本社会は既に後戻りが出来ない、一線を越えてしまった、と私は見ています。テレビ、パソコン、携帯電話、ヘヤードライヤー、こたつやホットカーペットなど電気製品はすべて電磁波が出ています。電磁波が癌を誘発するのであれば、使用状態によってはIHよりも危険な場合もあるはずです。なぜいまさら、IHだけを標的に、ましてさだかでもない理由をたてに中傷するのか、理解に苦しみます。
競争社会にあっては、企業は自らの安泰と反映を図るためにライバルと競い合います。しかし、何をやっても良いはずは無く、企業は大小関わらず公である、という自覚を持つべきで、その行為には常に責任が付きまとうはずです。平たい話が、自分の子供に見られても恥ずかしくない生き方と仕事をしたい、と思うわけです。相手の敵失につけ込んだり、やたら欠点だけを攻撃してユーザーの不安を煽る無責任な行為は幼稚で大人げない行為として私には映ります。かく云う私も未熟者で偉そうなことを言える立場も資格もありませんが、今回のお話を聞いて、あらためて自分の置かれた立場を自覚し、恥ずかしくない大人、人として成長していきたい、と感じています。
(なんか支離滅裂やったなあ・・・独り言なんやから、まあええか・・・)

